IT職から未経験でUXに関わる仕事に異動して分かったこと
IT職から社内異動して、UXに関わる仕事を始めました。
UXの経験はゼロでした。異動してしばらくたった今、未経験で飛び込んでみて分かったことを書きます。UXの仕事に移りたいけれど経験がなくて迷っている人の参考になればうれしいです。
UXだけをやっているわけではない
最初に書いておくと、今の僕の仕事はUX専任ではありません。主な仕事は、新規事業のアイデアを考えたり、新規事業を前に進めたりすることです。
その中で、UXの視点をできるだけ重く持って仕事をしています。
たとえば、サービス公開前のティザーサイトを作るとき、デザインについて話し合う場面があります。そこで僕は、こんなふうに発言するようにしています。
このページを見るユーザーは、こういう状況で来るはず。だったら、こういう情報を知りたいんじゃないか。それなら、ここに次へ進む動線があった方がいいのではないか。
こうして、実際の業務の中でUXを扱う経験を少しずつ積んでいます。UXの担当者という肩書きがなくても、UXに関わることはできます。
異動して最初に戸惑ったこと
戸惑ったことは2つあります。
1つは、思っていた以上に何でもやらなければいけないことです。新規事業は人が少なく、決まった役割分担もありません。企画も調整も資料作りも、目の前にある仕事は自分でやる必要がありました。
もう1つは、ITの仕事の負荷が思ったより大きかったことです。IT職出身なので、システムまわりの仕事はどうしても僕に集まってきます。UXに関わりたくて異動したのに、ITの仕事に時間を取られる場面も少なくありません。
IT職の経験が活きた場面
一方で、IT職の経験がそのまま武器になった場面もあります。
新規事業の一つとしてアプリを開発したとき、僕は開発のリードを務めました。開発の進め方や、エンジニアとのやりとりは、前の部署で経験してきたことです。未経験の分野に移っても、それまでの経験がゼロになるわけではありませんでした。
一番のギャップは、周りがすごく見えたこと
異動して一番ギャップを感じたのは、周りの先輩たちがとてもハイレベルに見えたことです。会議での発言も、考えの深さも、自分とは全然違うように感じました。
ただ、これは後になって、異動して間もないのだから当たり前だと気付きました。知らない分野に自分から飛び込んだのだから、最初にレベルの差があるのは必然です。
今、同じように落ち込んでいる人がいたら、気にしすぎなくて大丈夫だと伝えたいです。
UXの専門家がいない職場で学ぶ難しさ
今の部署には、UXの専門性が高い先輩がいません。なので、UXは自分で学ぶしかありません。本を読むことと、実際の仕事で試すことの2つで勉強していますが、これがなかなか大変です。
未経験なので、自分のやり方が合っているのか判断できません。「これでいいのだろうか」と不安に思う日も多いです。先輩から教わることができたらよかったのに、と今でも思います。
それでも少し救いだったのは、UXには、これという決まった正解がないことです。ユーザーの反応を見ながら、試して、直して、また試す。実験しながら進められる分野なので、未経験でも手を動かしながら学んでいけます。
未経験からUXの仕事に移りたい人へ
未経験からUXの仕事に移るなら、できればUXの専門性が高い先輩がいる部署を選ぶのがおすすめです。未経験ならなおさらです。僕のように独学で進めるのは、思った以上に大変です。
そしてもう一つ、移れるなら、できるだけ早く移るのがおすすめです。本で勉強しても、実際にやってみるとできないことばかりでした。UXは経験がものを言う分野だと感じています。
社内異動の具体的な進め方は、社内異動を実際に進めた手順に書いています。転職と社内異動で迷っている人は、転職と社内異動、どっちがいい?も読んでみてください。